ペット予防医療センター

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診療項目

泌尿器科

こちらで診療可能です
ペット予防医療センター大宮総合病院

泌尿器とは、尿や排尿に関わる器官(腎臓・尿管・尿道・膀胱など)のことを指します。ワンちゃんももちろんかかりますが、特にネコちゃんに多く見られると言われています。
加齢とともにかかりやすい腎不全や若い年齢からもかかる尿石症や膀胱炎などがあり、中には命にかかわるものもあります。
おしっこの回数が多い・少ない、水をたくさん飲む、血尿が出た、元気がない、食欲がない、などの症状が出たらお早めにご相談ください。

膀胱炎

膀胱炎とは、膀胱に炎症が起こり、尿を貯めたり、排泄したりといった膀胱の機能に支障が出る疾患です。急に発症したものを急性膀胱炎、経過が長期にわたるものを慢性膀胱炎といいます。

犬と猫では膀胱炎の病態が異なり、犬では、便の中や陰部・ペニス周辺の皮膚にいる細菌が尿道を経由して膀胱内に侵入し、感染することで起こる細菌性膀胱炎が最も一般的です。膀胱結石や膀胱内腫瘍が原因となることもあります。

猫では、1~10歳では原因不明の特発性膀胱炎が多く、10歳以上では尿路結石や慢性腎臓病が関与している細菌性膀胱炎が多くなります。

何度も何度もトイレに行く(頻尿)、排尿姿勢をずっと続ける(残尿感)、排尿時の痛み(排尿痛)、血尿、濁った尿、においの強い尿、尿が出にくい、尿漏れなどが症状としてあります。

まずは抗生物質の内服や、療法食による治療を行い様子を見ていきます。

尿石症

尿石症とは、腎臓・尿管・膀胱・尿道のいずれかに結石ができてしまう病気です。
遺伝的な体質も影響しますが、尿路感染や水・フードの成分が原因となる場合もあります。

他の疾患(クッシング症候群、糖尿病、慢性腎臓病、門脈体循環シャント、上皮小体機能亢進症、前立腺疾患、など)を持っていても結石ができやすくなります。

腎臓や尿管の尿石では腹痛や血尿が見られます。
膀胱や尿道に結石ができた場合は、血尿・頻尿・排尿痛・尿石が出るなどの症状があります。また、尿石が排出されずに詰まってしまった場合には、おしっこができず急性腎不全を起こし、重篤な状態に陥ることもあります。

基本的には結石の除去が必要です。溶けるタイプの石の場合は、療法食や内服で治療します。そうでない場合は、外科的な手術が必要になります。

尿石症において結石除去がゴールではなく、その後の再発防止も非常に重要ですので、結石の成分ごとに推奨されている食事療法や薬物療法を続けることが必要です。

慢性腎臓病

慢性腎臓病は両側または片側の腎臓の機能および構造的な異常が3か月以上続いている状態をいいます。中高齢の犬や猫で命を脅かす可能性のある疾患です。

様々な腎疾患(腎低形成・異形成、多発性嚢胞腎、糸球体腎炎、腎結石、腎盂腎炎、尿路閉塞、特発性、腎毒性物質など)が原因となり、腎への障害が慢性的に継続することで発症します。

早期では、無症状なのですが、腎の障害が進行するにしたがって、おしっこの量・水を飲む量が増えつつも食欲が低下し、痩せていきます。
さらに進行すると血液中の尿毒素が尿とともに排出できなくなり、尿毒症に陥ります。
嘔吐、元気消失、おしっこの量が減り、最終的には全く尿が作られなくなり神経症状(けいれんや意識を失う)まで見られることもあります。

初期のものでは、腎臓用療法食を用いた食事療法や、ストレスを避けるなどの飼育環境の改善が治療の中心になります。
症状が進行すると透析や腎移植が必要になりますが、実施できる施設は限られますので、早期発見・早期治療がとても重要な病気です。

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